様々な娯楽ボランティアの方を取材してきましたが、
ここに来て、「自分たちもやってみる」ことに。。
私は、学生時代から、友人と「音楽祭」なるものを毎年1~2回開催し、
ど素人同士で演奏を披露しながら、成長の舞台を作ってきました。
これまで15回の開催、一度に出る出演組は8~10件。
ジャンルも弾き語り、バンド、バイオリン演奏、コントまで非常に多彩。
上手な人から初心者まで、気軽に参加できる貴重な機会で、
私自身、もともとやっていたドラムからギター、ベース、歌まで経験できました。
しかし、この活動が終盤になってくると、募ってきた想いは、
内に対して披露するだけでなく、
外部に発信して役に立てないだろうか?
というものでした。
タイミングを同じくし、現在の「娯楽ボラ.com」の活動を開始。
自分たちも施設に役に立てないだろうか?という想いは強くなるばかり。
仲間にその想いを伝え、「音楽団」なるものを作れないか?
そう伝えてみたところ、結果は賛否両論でした。
「いいと思う」という方もいるが、具体化はせず、
半年の時が過ぎたころ、仲間から連絡が入った。
「ライブやアートイベントを企画運営するNPOを作りたいんですが、
協力してもらえませんか?」
電話をくれたのは、東京でバイオリニストをしている”あや”という女性。
僕の主催する音楽祭を初期から盛りたててくれた仲間だ。
バイオリンは小さい頃からやっており、様々なコンテストで優勝している。
現在も仕事の傍ら副業でお金をもらいながらコンサートできるほどの腕前。
そんな彼女は音楽や仲間が大好きで、ど素人の音楽の集まりも
何の違和感もなく参加しては、心洗われる演奏をしてくれていた。
その彼女がNPOを立ち上げるという。
それも、施設への慰問活動も考えているそうだ。
「是非!協力するよ!」
まだお互いNPOの知識も全然無いままのスタートだが、
二つ返事で活動への参加を表明した。
2009年6月のことでした。