今回は、「遮光カーテン」についてお話します。



ご存じの通り、遮光カーテンは太陽及び外界の光を遮ることを目的としており、安眠のため、病院での検査、プライバシー保護などの用途で広く使われています。

遮光には1級、2級、3級という等級がありますが、よくある思い違いが、1級は完全遮光である、という誤解です。

遮光の1級は、生地の遮光率が99.99~100%であるとされ、「人の顔が認識できない程度の暗さ」という基準となっています。

完全に光をシャットアウトするわけではなく、またカーテンの端々から漏れる光も出てきます。

当社ではご要望と環境に応じて、遮光生地を2重にする「遮光裏付」という手法や、

生地を天井に合わせて加工し、床にぎりぎり接触させる方法など、様々な工夫をしてきました。

病院・施設様から遮光のご用命を受けることが多いのですが、このような臨機応変さが要求されるゆえに、専門業者への相談が多いのでしょう。