先日、免許証更新に行ってきました。その時の交通講習で渡された教本の中身を見ると、高齢運転者に関わる事がトピックスとなって載っていました。
ここ十年の統計を見ると、全体の交通事故死者数が減少傾向にあるにも関わらず、高齢者（65歳以上）の交通事故死者数は、ほぼ横ばいで、全体の5割を占めています。
そのため、75歳以上の方は免許更新時に認知機能検査、講習や実車指導があるなど、事故対策が強化されてきています。
私たちが関わっている、利用者様やそのご家族様も、免許証を返上される方が増えてきていて、生活の足がなくなってしまい、買い物や通院などで困ってしまう家庭も少なくありません。
免許証を返上された方の移動手段の1つとして、介護保険では電動カートのレンタルがあります。
電動カートと言えば、スズキのセニアカーが有名なので、どの電動カートも、セニアカーと呼ばれる方が多いです。
動力は充電式で、連続走行距離は20～２５km（製品によります）、時速は最高で6kmほどです。
公道では歩行者扱いとなりますが、長距離移動に向いているので買い物や通院などで活躍します。
しかし、貸し出す側としては正しい操作で安全に使用できるか、事故が起こらないかなど心配する点が多いです。
もう一つの移動手段は、電動車いすです。
屋外では使いづらいイメージがある電動車いすですが、使い易い製品もあります。
ロケットＪ
速度範囲 1.8～６Km/h 走行距離 最大25Km
こちらの製品は、キャスター径が太くて、3.5㎝の段差を超える事ができ、坂道にも強いパワフルな電動車いすです。
（中村）
このコラムは弊社、医療・福祉事業者向け広報誌に掲載されているものから、福祉用具をご利用している、これから利用される方々にお役立ち出来そうな内容を抜粋したものです。今後もお役立ち出来そうな情報を不定期で掲載していく予定です。
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