今回紹介する福祉用具は、斜面でもかけることができるスロープ、「車いす用スロープ段ない・スＦＫ」です。
基本的に折り畳んで持ち運ぶ設置型のスロープは、
上下端の接地面が平面でなければ、がたつきが生まれてしまい、通過時にバランスを崩す危険があるため使用できません。
しかしこの商品は、盤面の下にアジャスターを取り付けることで、斜面でも平面のように設置ができる商品です。
対応できる斜面には限りがあるものの、設置時の調整をきちんと行えば、今まで出入口が坂に面していて通過できなかった場所にも、車いすを使用したアプローチが可能になります。
ただし、斜面に対してスロープを平面にする調整が、ボルト締めによるものなので、
展開時には必ず上端を決められた位置に置かなければならず、少しでもずれるとがたつきが出てきてしまいます。
上端の段差、スロープ展開時の両端に設置の目安としてテープ等を貼ると設置が簡単かと思われます。
（桑野）
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