介護用のマットレスカバーには、大きく分けて通気と防水の2種類があります。
通気は、読んで字の如く空気を通すメッシュタイプのカバーを指します。
もう一方の防水ですが、皆様は防水と同じく「撥水」という言葉を聞く事はないでしょうか。
今回はこの防水と撥水の違い、及びなぜ介護用マットレスカバーは、防水タイプばかりで撥水タイプがないのか、についてお話しようと思います。
撥水は布の表面に細かい凸凹を施し、水分が一カ所に留まり難くする為、結果的に濡れづらくなるそうです。
そのため、撥水タイプは雨などの瞬間的な水分に強いそうです。
一方の防水は、表面に水が浸み込んでも中まで浸透させない加工のことです。
マットレスならば、地肌に触れる表地の一枚下に水を通さない加工がされているとのことです。
撥水加工は瞬間的な水分には耐えますが、空気が通る隙間がある為、長時間水分が含まれたり、圧力がかかったりすると内部に浸透してしまいます。
逆に防水加工は、表地には浸透してしまいますが、防水加工(ラミネート等)により更に内部までは浸透していかないそうです。
そのため、介護用マットレスは防水加工のものが殆どなのだそうです。
中には撥水しつつ防水機能を併せ持ったマットレスカバーもあるので、お好みに合ったご提案をさせて頂いております。
(桑野)
このコラムは弊社、医療・福祉事業者向け広報誌に掲載されているものから、福祉用具をご利用している、これから利用される方々にお役立ち出来そうな内容を抜粋したものです。今後もお役立ち出来そうな情報を不定期で掲載していく予定です。
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