背抜きの具体的な流れ
さて、今回は前回の続きで「背抜き」の具体的な事をお伝えします。背抜きは「ずれや摩擦が生じた部位を一旦マットレスから離す事」ですが、文面からすると、臀部やかかとなども含まれる事になります。方法は、ベッドの背上げ後に利用者の肩甲骨に手をまわして抱き起こすようにマットレスから背中を離して、そのままの状態でパジャマやシーツのしわを伸ばしてあげます。
背中の次はお尻も同じように圧を解消してあげます。上半身を左右に傾けて右のお尻、左のお尻とマットレスから離して背中と同じようにしわを伸ばしてあげます。最後はかかとです。膝から下全体を持ち同じようにしわを伸ばします。
背上げ時だけでなく背下げ時にも同じようにずれや摩擦が生じますので解消してあげる必要がありますので、次回にお伝えしたいと思います。
このコラムは弊社、医療・福祉事業者向け広報誌に掲載されているものから、福祉用具をご利用している、これから利用される方々にお役立ち出来そうな内容を抜粋したものです。今後もお役立ち出来そうな情報を不定期で掲載していく予定です。
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