キングラン東海の河合です。
カーテン交換をする際、基本的には元ついていたカーテンと同じように、カーテンの開閉位置を戻しています。
カーテンが開いている部屋は開けた状態で取付け、カーテンが閉まっている部屋はカーテンを閉めておきます。
また、見た目をよくするために、カーテンが開いている部屋は、タッセル(カーテンを結ぶヒモ)を結んでいます。
とあるリハビリ病院のメンテナンスでの事です。
窓のカーテンは両方とも開いた状態で、タッセルで縛られていました。
ここでは通常、カーテンを交換したら、カーテンを開けておき、タッセルを縛ります。
しかし、こちらの病院はリハビリ病院の為、ほとんどの方が車椅子で生活されています。
タッセルで縛ってあると、いつもカーテンを引くだけにしている患者様からしたら、タッセルをほどく手間が増えてしまいます。
そこで、カーテンを替えた後、あえて縛らず、カーテンを両サイドに寄せるだけにしました。
すると部屋にいた患者様が、
「車椅子に乗ってると手が届かなくて、ずっとカーテン閉めれなくて開けたままにしてたよ。お兄さんはちゃんと分かってるね、ありがとう!」
と仰って下さいました。
もちろん、タッセルを縛った方が丁寧に見えますが、生活環境を考えたら今回はこちらが正解だと思います。
これからも、患者様・利用者様の気持ちの分かる仕事ができたら良いなと思った出来事でした。
(河合)