キングラン東海の古川です。
ベッド廻りカーテンを取り付けた後、患者様が怒った様子で、「こっちの方にカーテン引けんかね？」と仰いました。
しかし、患者様の指さす方にカーテンレールは付いておらずカーテンを引く事はできませんでした。
その時、近くにいたヘルパーさんが
「この方はいつも無理なのに言ってくるので気にしなくて大丈夫です」
と私に言いました。
しかし、患者様が怒っている状況で部屋を出ることも出来ないので、患者様に詳しく聞いてみました。
すると、カーテンを引いてほしい理由は、いつも看護師さんやヘルパーさんが介助に来ると、必ずカーテンをしっかり閉めてくれないとのことでした。
私は機転を効かせ、カーテンの開く方向を逆にし、患者様に見せました。
すると患者様は「うんうん」とうなずき、理解してくれました。
その様子を見たヘルパーさんも「ありがとうございます」と感謝してくれました。
最初にヘルパーさんから「気にしなくて大丈夫」と言われた時に、素直に聞き入れていたらこのような状況にはならなかったと思います。
患者様のお困り事を何とかしてあげたいという気持ちがあったからこそ、機転を効かせることが出来たのだと思います。
これからも、困っている状況において「できません」「分かりません」ではなく、
何とかしてあげたい気持ちを持ってメンテナンス作業をしていきたいと思います。
（古川）
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