キングラン東海の河合江梨奈です。
病院のカーテン交換に伺った時の話です。
「どのくらいの頻度で換えるの?」
「どこから来たの?」
等と質問をしながら興味津々で作業を見て下さっている男性の患者様がいらっしゃいました。
その方のベッドや机には、ボンドや、工作で使うような工具類、作ったであろう作品がたくさん置かれていました。
「病院にいると暇だから、こういう事ばっかりしてるんだよね。でも今日はめったに見られない物見られた」
と、カーテンの交換作業を見ることが出来たことを喜んで下さいました。
そこで私は、「ここにある物は全部作られたのですか?」と聞いてみました。
男性は、「全部私が作ったんだよ。良かったらこれもらってくれない?」としっかりと包装までされているキーホルダーを差し出されました。
「こんなにすごい物を私なんかが頂いて良いのですか?」と聞くと、
「増えていく一方だからね。それに、頑張っているからご褒美だよ」と言って下さりました。
患者様が心を込めて作ったキーホルダー、大切に使いたいと思います。
(河合 江)