2010年、最初の娯楽ボランティアコンサートに行って参りました。
場所は、以前も素敵なボランティアさんをご紹介いただいた、
静岡県浜松市の「経費老人ホーム佐鳴荘」さん。
2月初頭でしたが、見事な晴天に恵まれ、温かさも感じる日和でした。
今回取材させていただくのは、浜松を中心にチンドン屋として活躍中の
『浜松花蝶ちん』の皆さん。
浜松花蝶ちんの皆さんは、静岡に限らず富山、群馬、埼玉、愛知にも遠征され、
全国大会でも入賞されるほどの方々なのだそうです。
私自身、「チンドン屋」を見るのは初めてなので、ちょっとワクワクします。
スタートは午後2:00から。
約1時間のプログラムは以下の通り。
1.<懐メロメドレー>
港町十三番地
おとめさん
二人は若い
憧れのハワイ航路
2.高校三年生
3.青い山脈
4.街のサンドイッチマン
5.<コント>
6.奴さん
7.岸壁の母
8.あの丘を越えて
9.サザエさん
10.手のひらを太陽に
11.きよしのズンドコ節
12.てんとう虫のサンバ
13.旅姿三人男
14.炭坑節
15.東京音頭
16.好きになった人
(アンコール)チャンチキおけさ
定刻近くなると、会場は利用者さんでいっぱい。
外部の方も見に来られているようです。
時間になると、会場から離れたところから音が聞こえ始めます。
廊下を練り歩きながら、「浜松花蝶ちん」さんの登場です。
会場にいると、近所のお祭りの音がだんだん近づいてくるかのよう。
利用者さん達も、胸がわくわくするような期待に満ちた表情。
メンバーの皆さんが会場に入場すると、
利用者さん達は満面の笑みと手拍子で迎えます。
入場するとすぐさま挨拶代わりの懐メロメドレー。
皆の手拍子や笑い声で会場は最初から大賑わいです。
中にはその格好を見て爆笑している方もいました。
やっぱりチンドン屋の雰囲気は皆さん大好きなんですね。
曲が終わると座長の藤田さんが話を挟みます。
この話が面白くて、会場中に笑いが広がります。
後で聞いて納得したのですが、藤田さんは落語もやっているとのこと。
会場の方に投げかけたりしながら、愉快なステージが続きます。
4曲ほどがあっという間に過ぎると、次はコント。
女性メンバー2名による「コント55歳」(笑)。
「美人税」をめぐる女性二人のコントはお笑い芸人顔負けの面白さ。
利用者さん達も腹を抱えて笑っていました。
こちらは、香嵐渓からヘルプに来られた「嵐」(らん)のお二人。
しっかりと花蝶ちんの皆さんを支えながらも、語り出すと、
「花蝶ちんを偵察に来ました」とのライバルぶりに、会場大笑い。
後半は、炭坑節、東京音頭が披露され、利用者さんを巻き込んで、
会場は盆踊り会場となり、盛り上がりはピークに。
約1時間にわたって、披露されてきた笑いと音のステージ。
最後はチャンチキおけさをアンコール演奏し、終了しました。
演奏終了後も、お部屋に戻る利用者さんと握手されたり会話を楽しんだり。
しばらくは会場の熱気も冷めやらない状況でした。
チンドン屋をあらためて思い返してみると、
やっぱりお祭りのワクワク感を感じさせるような気がしました。
しかも、「花蝶ちん」さんは、とにかくお話が面白い。
利用者さんとの会話をしながら、誰一人飽きることなく最後まで進めていました。
初めて見たチンドン屋でしたが、とても面白かったです。
また、すごい勉強になりました。
「浜松花蝶ちん」の皆さん、「嵐」の皆さん、お疲れさまでした!
佐鳴荘の施設長、スタッフの皆さん、ご協力ありがとうございました!
★浜松花蝶ちん お問合せ★
【代表】藤田潤吉
【電話】053-597-2761(藤田企画)
【携帯】090-1235-3755
【Mail】hamamatu-hanatyoutin-2007@ezweb.ne.jp
★経費老人ホーム「佐鳴荘」★
【住所】〒432-8061 静岡県浜松市西区入野町20014番8号
【電話】053-447-1333(代表)
【HP】http://www.sankoukai.or.jp/