愛知県豊川市で三味線や尺八などを演奏し、
慰問活動をされている「社会福祉慰問団むさし会」さん。
年間に40件ほども慰問コンサートをこなし、
施設さんからも利用者さんからも喜ばれているとのこと。
今日は、豊川の老人施設さんでコンサートを行うという事で、
お誘いをいただき、カメラマン兼で見学に伺う事に。
午後2:00からスタート予定のコンサート。
会場は30分前から利用者さんが詰めかけていました。
鑑賞される利用者さんは約40名ほど。
曲のラインナップは、民謡や懐メロなど、全14曲。↓
1.茶摘み
2.奴さん
3.草津節
4.おひまなら来てね
5.夏は来ぬ
6.十三夜
7.鹿児島小原節
8.松の木小唄
9.天竜下れば
10.さざんかの宿
11.蘇州夜曲
12.忠義さくら
13.ちゃんちきオケサ
14.新相馬節
午後2:00ちょうどより、いよいよスタート!
黄色のはっぴの5人組が立ち並びます。
中央がむさし会主催の宮本さん。
30年前から三味線を趣味で習っていて、
豊川で三味線教室を開きながらこのような慰問活動をされています。
最初は「茶摘み」。
ハーモニカと歌を披露します。
会場の中からは「うまいね~」と声が上がる。
利用者の皆さんには歌詞カードが配られ、
皆が一緒になって歌います。
続いて「奴さん」。
三味線と女性の奇麗な歌声を披露。
江戸時代から今まで受け継がれているこの歌。
聞いているとついつい踊りたくなる曲です。
会場からも「ハーコリャコリャ!」と掛け声が上がる。
その後は三味線3名、尺八、歌の曲が続きます。
三味線3人が同じ旋律を奏でるのは難しそうでしたが、
宮本さんが中心に指揮を取り、掛声等でリズムを整え、演奏します。
コンサートも中盤となると、施設スタッフの方の手拍子も加わり、
徐々に盛り上がっていきます。
終盤の「蘇州夜曲」では、
宮本さんが二胡を披露。
二胡と尺八の奏でる物悲しい旋律に、
戦時中の想いを綴った歌が乗り、しっとり聞き入ります。
最後は「新相馬節」。
民謡好きの利用者さんがいたので、
すかさず宮本さんがマイクを手渡し、
尺八の松井さんとのデュエットです。
1時間のコンサートもあっという間に終了。
三味線の心地よいリズム。
皆が知っている歌で合唱する利用さん。
ちょっと気の利いたシャレも交えながら笑いを誘うトーク。
会場からは拍手と笑顔があふれていました。
利用者さんの様子を見ていても飽きることなく、最後まで楽しんでいた模様。
このような活動を生きがいとされながらボランティアを続けられる
宮本さん、むさし会の皆さんはとっても素敵でした。
今後も機会があればまた見せて頂きたいです。
むさし会の皆さん、ありがとうございました!
そして、お疲れ様でした!
★むさし会ホームページ★
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